11月の海外送金受け入れは29億ドル、前月比で減少も、前年同月比は29.1%増
(パキスタン)
調査部アジア大洋州課
2025年01月10日
パキスタン中央銀行(SBP)は12月9日、労働者による11月の海外送金による受け入れが29億ドルだったと発表した。前月比で2.6%減少したものの、前年同月比では29.1%の増加となった(添付資料図参照)。主な流入元はサウジアラビア(7億2,920万ドル)、アラブ首長国連邦(UAE、6億1,940万ドル)、英国(4億990万ドル)、米国(2億8,820万ドル)などだった。なお、11月末時点の外貨準備高は161億ドルで、8月以降、増加傾向にある。
また、SBPは1月4日には、「Pakistan Remittance Survey 2025」を発表した。海外送金総額をより詳細に把握するため、海外在住のパキスタン国籍者に向けて調査を行うとした。同様の調査は2022年と2023年にも行われている。
(深津佑野)
(パキスタン)
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