11月のインフレ率は前年同月比11.38%、食料品の物価上昇率は13.80%

(バングラデシュ)

ダッカ発

2024年12月24日

バングラデシュ銀行(中央銀行)は11月単月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比11.38%と発表した。2024/2025年度(2024年7月~2025年6月)は、9月を除き、毎月のCPI上昇率が10%を超え、高止まりが続いている(2024年11月21日記事参照)。

特に食料品の物価上昇率に歯止めがかからず、前年同月比13.80%となった。非食品の物価上昇率9.39%を4ポイント超上回り、全体の物価上昇率を押し上げる要因となっている。食品の物価上昇は国民の生活に大きな影響を与え、企業にとっては物価上昇率が賃金上昇率の目安になることが多いため、このまま上昇が続けば、事業者にとっても大きな影響を及ぼすことになる。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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