米マイクロソフトとエヌビディア、アブダビに研究拠点設立

(アラブ首長国連邦、米国)

ドバイ発

2024年10月07日

米国のIT大手マイクロソフトは9月24日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに人工知能(AI)開発センターを設立すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同社は2024年4月に、UAEの政府系AI企業のG42に15億ドルの戦略的投資を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしていた。それから数カ月を経て今回、アブダビにAIイノベーション、クラウド技術、サイバーセキュリティーなどに特化した、グローバルエンジニアリング開発センターの拠点設立の発表となった。同拠点はマイクロソフトにとってアラブ地域初の施設となる。

さらに、9月20日には、G42が気象予測の精度向上を目的としたAIソリューションの開発で、エヌビディア(NVIDIA)と提携すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。アブダビに新たな気象技術研究拠点を設立するとしていた。

G42のグループ最高技術責任者(CTO)兼G24グループ企業Core42の最高経営責任者(CEO)のキリル・エフティモフ氏は9月28日に国営エミレーツ通信(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますへコメントを寄せ、「われわれは、マイクロソフトとの提携とエヌビディアとの協力で立ち上げた2つの新しい研究センターで現実世界の課題に取り組み、アブダビとUAEをAIイノベーションの世界的なハブとして位置づけている」と述べた。

(清水美香)

(アラブ首長国連邦、米国)

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