ベルリンで欧州最大級とされるアルコール見本市(BCB)開催
(ドイツ、日本)
ベルリン発
2024年10月29日
ドイツ・ベルリンで10月14日~16日、欧州最大級とされる酒類専門見本市「バー・コンベント・ベルリン(BCB)」が開催された。
バーテンダーやレストラン関係者、小売業者、酒類インポーターなどを中心に、前回(2023年10月19日記事参照)を少し上回る87カ国から1万5,000人が来場した。
チョーヤ梅酒、サントリーなど日系大手のほかに、国内酒類関係事業者の海外販路開拓支援として、国税庁がジャパンパビリオンを出展し、日本酒、焼酎、泡盛、ウオッカ、ラム酒、ジン、ウイスキー、リキュール、日本産の酒類を使ったカクテルなどの試飲に多くの来場者が訪れた。
このほかに、バーで使用されるカクテルグラスや、デザイン性の高いシェイカーなどのバーツール、プラスチックを使用せず環境に優しいストローなどの展示もあり、訪れたバイヤーに話を聞いたところ、「持続可能性の取り組みはバーテンダーも、店を訪れる客も意識して取り入れている」と述べていた。
「ワインをバーで飲む」が2024年のトレンドで、カクテルではなく、ワインをバーで注文する客が増えてきているということで、世界のワインも紹介された。
この展示会に合わせて、カンパリなどの大手企業はベルリン市内のホテルを貸し切って、展示会場とは別に、自社のキャンペーンイベントとしてバーテンダー向けのワークショップを開催し、バイヤーやレストラン経営者などが訪れていた。
次回のBCBは、2025年10月6~8日に開催予定。
(佐藤由美子)
(ドイツ、日本)
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