6~8月期の失業率は0.5ポイント低下、個人消費増が寄与
(ブラジル)
サンパウロ発
2024年10月07日
ブラジル地理統計院(IBGE)は9月27日、2024年6~8月期の失業率が6.6%だったと発表した。前期(3~5月)比で0.5ポイント低下し、2014年10~12月期以来、約10年ぶりの低水準となった。IBGEによると、失業者は約728万人に上る計算になる。
6~8月期の雇用者数は約1億252万人(前期比で1.2%増)で、2012年の統計開始以来、最高の結果となった。これを牽引したのは、約1,946万人(前期比で1.9%増)の雇用者数を記録した「商業・自動車修理」だった。IBGEのアドリアーナ・ベリンギ全国家計サンプル調査(PNAD)コーディネーターによると、個人消費の増加が押し上げ要因だった。
雇用形態別にみると、民間セクターの正規雇用者数は約3,864万人で、前期比約0.8%増加した。非正規雇用者数は約3,983万人だった(前期比1.8%増)。
この調査は国内全土の21万1,000世帯を対象に実施し、3カ月ごとのデータをまとめて公開している。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル)
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