ブータンで南アジア地域の連結性強化に向けたワークショップ開催
(インド、ブータン、バングラデシュ、ネパール)
ニューデリー発
2024年10月29日
国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)とブータン政府は10月22~24日、南アジア東部地域の4カ国(インド、バングラデシュ、ネパール、ブータン)の連結性向上に向けたワークショップをブータン西部のパロで開催した。同イベントには、関係各国の政府関係機関や民間事業者、シンクタンクなどから約60人が参加した。
ブータン、ネパールは内陸国で、経済発展のためには国境を越えた輸送面・貿易面での連携による接続性向上が欠かせない。ワークショップでは、各国が近年取り組んでいる通関のデジタル化や、施設の近代化といったインフラ投資、政策面での協力などについて取り上げ、活発な議論を行った。
ESCAPはアジア太平洋地域の輸送・貿易促進のための各フレームワークに基づき、能力開発や技術支援プログラムを通して、同地域のマルチモーダル(複合的な形態の組み合わせ)な連結性と貿易連携の改善・強化を支援している。今回のイベントもこの活動の一環として実施され、2023年にインド北東部メガラヤ州で実施されたワークショップに続き、2回目の開催となった。
(丸山春花)
(インド、ブータン、バングラデシュ、ネパール)
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