2024年上半期も引き続きドバイの訪問者数は増加

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2024年08月14日

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ経済観光局(DET)は、ドバイの2024年上半期の訪問者数は931万人を記録し、前年同期の855万人を8.9%上回ったと発表した。ドバイの訪問者数は、2023年に新型コロナ禍前の水準を超えた後も(2024年3月5日記事参照)、順調に伸びている。

国・地域別の訪問者割合は、西欧が全体の20%を占め、次いで、南アジア17%、独立国家共同体(CIS)諸国および東欧15%、湾岸協力会議(GCC)諸国14%、GCC諸国以外の中東・北アフリカ(MENA)地域12%の順だった。

ホテルの平均客室稼働率は、2023年上半期の77.7%から上昇し78.7%となった。利用可能な客室1室あたりの収益額(RevPAR)は、前年同期比6%増の439ディルハム(約1万7,560円、1ディルハム=約40円)だった〔2024年7月28日付国営エミレーツ通信(WAM)〕。

ドバイ国際空港は、2024年上半期の利用者数が4,490万人となり、前年同期比で8%増加したと発表した(2024年8月7日付WAM)。訪問者増加の影響はドバイのタクシー利用数にも反映されており、2024年上半期のタクシー乗車回数は前年同期の5,530万回から5,570万回に、さらに乗客数は9,620万人から9,690万人にそれぞれ増加した(2024年7月31日付WAM)。

(清水美香)

(アラブ首長国連邦)

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