ペゼシュキヤーン氏が大統領に就任

(イラン)

テヘラン発

2024年08月01日

イラン大統領選挙の決選投票に勝利した改革派のマースード・ペゼシュキヤーン氏(2024年7月8日記事参照)の国会での大統領就任宣誓式が7月30日に開催され、各国要人も列席し、日本からは柘植芳文・外務副大臣が出席した。ペゼシュキヤーン新大統領は、国会議員や司法長官、護憲評議会メンバー、外国要人らが見守る中で宣誓を行い、第14期大統領として正式に就任した〔7月30日付イスラーム共和国通信(IRNA))〕外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

ペゼシュキヤーン氏は演説で「私たちは人間の尊厳、特に無視され、屈辱を受け、押し付けられることで気分を害する若い世代や女性の尊厳に立ち返らなければならず、統治機関のあらゆる要素、特に立法権と司法権の支援と援助を必要としている」と述べた。外交政策については「近隣諸国との関係を改善・強化する」としつつ、西側諸国とも相互尊重と平等な立場に基づいた関係の構築が必要とした(7月30日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

就任宣誓式に先立つ28日には、アリー・ハーメネイー最高指導者が承認する大統領認証式が行われた。ハーメネイー氏は「外交政策の優先事項は、イランの外交分野を拡大できるアフリカやアジア諸国などの国々とのコミュニケーションだ」と述べた(7月28日付IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

(マティン・バリネジャド、鈴木隆之)

(イラン)

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