上海市で「SIAL Shanghai 2024」開催、ジェトロはジャパンパビリオン出展
(中国、日本)
上海発
2024年06月06日
ジェトロは5月28~30日、上海市で開催された中国最大級の総合食品見本市「SIAL SHANGHAI 2024」にジャパンパビリオンを出展した。SIALは世界最大規模の総合食品見本市で、1964年にパリで初めて開催されてから、2024年で60回目となる。中国での開催は24回目、ジェトロがSIAL SHANGHAIにジャパンパビリオンを出展するのは8回目となった。
主催者の報告によると、同見本市の展示面積は18万平方メートル、出展者数は世界75カ国・地域から5,000社、来場したバイヤーは世界110カ国・地域から17万5,739人だった。
開幕式(ジェトロ撮影)
マッチング商談会(ジェトロ撮影)
ジャパンパビリオンでは、菓子や調味料、アルコール、日本産米、飲料、健康食品などを扱う36社・団体が出品し、そのうち10社は初出展だった。ジェトロはジャパンパビリオンでのPRに加えて、大手ECサイト運営、卸・小売店、ホテル事業などのバイヤーとのビジネスマッチングイベントを初めて行った。
ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)
出品者からは、「韓国や米国など中国企業以外の顧客とのマッチングができた」「2024年3月から水産物の機能性成分を含まないシイタケエキスを使用しただし入りみそを発売しており、この見本市で新商品の試食を行ったところ、おいしいといった声が多く、手応えを感じた」「中国ではまだ焼酎が浸透していないが、焼酎の飲み方によっては違和感なく受け入れやすいという声があり、焼酎の認知度向上に貢献できた」といった感想が聞かれた。
出品者による商談(ジェトロ撮影)
ジェトロは中国での日本産商品の知名度向上と輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。
(王志燕)
(中国、日本)
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