カルナータカ州産業相が訪日へ、東京で投資誘致セミナーも
(インド、日本)
ベンガルール発
2024年06月14日
インド南部カルナータカ州のM.B.パティル大・中規模産業・インフラ開発相が6月24~28日に日本国内の各都市を回り、個別企業面談を実施する。東京では同州主催で投資誘致セミナーも開催する予定だ。
同州の大・中規模産業・インフラ開発相が訪日するのは2022年8月以来約2年ぶりだ。東京や名古屋、大阪の製造業を中心に個別企業訪問を行い、投資誘致に向けたPRを行う。25日には在京インド大使館で同州政府主催の投資誘致セミナーを開催する予定で、州産業開発担当事務所長や産業担当次官によるプレゼンテーションも行う。今回の訪日では、2025年2月12~14日に州都ベンガルール市内で行われる投資誘致イベント「グローバル・インベスターズ・ミート」を日本企業に広く周知することも目的の1つとなっている。
カルナータカ州は西部マハーラーシュトラ州、南部タミル・ナドゥ州などに次いで国内有数の経済規模を誇り、ベンガルールを中心に軍事、航空・宇宙、工作機械産業などに加え、近年ではIT産業の一大集積地として発展を続けている。こうした投資環境上の魅力を積極的に発信し、日本企業からのさらなる投資を引き出したい意向だ。個別企業面談では、輸送機器、電気・電子、半導体、工作機械など幅広い分野にまたがる予定だ。
訪日の翌週には韓国に渡り、同国でも広く投資誘致を図ることとなっている。
(水谷俊博)
(インド、日本)
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