第1四半期のGDP成長率は前期比0.3%、低成長が継続

(ベルギー)

ブリュッセル発

2024年06月07日

ベルギー国立銀行(NBB)は5月31日、2024年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率を前期比0.3%(季節調整済み)と発表した(プレスリリースPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。2022年第3四半期(7~9月)から7期連続で前期比0.5%を下回る低成長となった(添付資料表参照)。

第1四半期のGDP(前期比)を需要項目別にみると、民間最終消費支出は、内需に支えられ、0.2%増となったものの、前期の0.5%増から減少した。政府最終消費支出は、前期の0.5%増から0.7%増に拡大した。国内総固定資本形成は、全項目が拡大したことで、前期の6.3%減からプラスに転じ、2.7%増となった。内訳をみると、企業投資は、船舶売却の動きが継続しているものの、前期に8.6%減と大きく落ち込んだ反動により、3.1%増だった。住宅投資も2.7%減から0.8%増とプラスに転じ、3期続いたマイナス成長から脱却した。公共投資は、前期の1.4%からさらに拡大し、3.3%増だった。財貨・サービスは、輸入が前期の0.9%減から0.4%減、輸出が前期の0.4%増から0.3%減に縮小たことで、純輸出の寄与度は0.1ポイントにとどまった。

産業別にみると、工業(建設業を除く)が前期の0.9%減から0.1%増と、2022年第3四半期以来6期ぶりにプラスに転じた。サービス業も0.4%増とプラス成長を維持したが、建設業は前期の1.0%増からマイナスに転じ0.2%減となった。

2024年第1四半期の雇用は前期から9,200人増加し、総雇用者数は前期比0.2%増、前年同期比で0.5%増だった。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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