CKDインド、ニムラナ工業団地内に工場完成
(インド、日本)
ニューデリー発
2024年05月29日
CKD(本社:愛知県小牧市)のインド子会社であるCKDインドは5月22日、北西部ラジャスタン州ニムラナに生産工場が竣工(しゅんこう)した。主に自動車製造設備や一般自動機機械向けの空気圧機器や、流体制御機器を生産する。
ニムラナ工業団地内に竣工した工場の様子(CKDインド提供)
CKDインドは2015年12月の設立以降、これまでに営業拠点を8カ所にまで拡大しているが、今回が初の国内生産拠点となる。同社工場は、日本企業専用工業団地であるニムラナ工業団地に建てられ、敷地面積は約1万4,600平方メートル、建屋面積は約5,100平方メートル、延床面積は約8,600平方メートル。投資額は約18億円だ。
CKDの奥岡克仁代表取締役社長は竣工式の冒頭あいさつで、新工場がインド政府による製造業振興政策に寄与することに加え、排水処理設備を完備することで環境に最大限配慮している点を紹介した。CKDインドの髙橋義貴代表は、工場内にセミナールームを設けたことに触れ、自社だけでなく外部関係者も参加する研修やセミナーを実施することで、生産性向上に貢献していきたいと述べた。
なお、CKDインドとしては、今後需要が伸びる可能性を念頭に、工場の拡張ができる土地約1,500平方メートルを敷地内に確保している。同社が取り扱う空気圧バルブ、流体制御バルブ、フィルタレギュレータ、電動アクチュエータなどの機種拡大を検討していく方針だ。
工場竣工式の様子(ジェトロ撮影)
(広木拓)
(インド、日本)
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