「AnimeJapan 2024」と連携したジェトロ主催のアニメ商談会、参加バイヤーは過去最多の69社

(世界)

デジタルマーケティング部デジタルマーケティング課

2024年04月30日

ジェトロは「AnimeJapan 2024外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」と連携し、「AnimeJapan 2024×JETRO アニメコンテンツ・オンライン商談会」を22日~327日に開催した。

AnimeJapan」とは世界最大級のアニメの祭典で、毎年3月に東京で開催される。2024年は、32324日に一般のアニメファンが訪れるパブリックデイ、32526日にビジネス関係者のみ入場可能なビジネスデイが開かれ、総来場者数(見込み)は132,557人に上った。

写真 「AnimeJapan 2024」パブリックデイの様子(主催者提供)

「AnimeJapan 2024」パブリックデイの様子(主催者提供)

ジェトロは「AnimeJapan」に合わせ、海外バイヤーとのオンライン商談会を毎年実施している。今回は、28カ国から過去最多となる69社の海外バイヤーが参加。最も多くのバイヤーが参加したのはタイ(7社)で、ドイツ、フランス(各6社)、中国、マレーシア(各5社)が続いた。参加バイヤーの業種は、OTT(注)事業者や映画館、配給会社、放送事業者などアニメ映像の放映権を求める事業者、日本のアニメキャラクターを活用してライセンスビジネスやマーチャンダイジングを目指すイベント会社やメーカーなどもみられた。日本側は、アニメ制作会社、テレビ局、映画配給会社などを中心に、企業のキャラクターライセンスを扱う部門やクリエーターが集い、計51社が参加した。会期中には合計220件の商談が実施された。海外バイヤーの一部は「AnimeJapan 2024」に合わせて訪日し、一部の商談は3月25~26日 のビジネスデイに会場で実施された。

商談会に参加した日本企業からは、「実写ドラマ・アニメの放送・配信権を販売できそうだ」「非常に魅力的かつ(ビジネス実現の)ポテンシャルが高い会社と出会えた」などと、成約につながる手応えを得たとの声が聞かれた。

(注)「Over The Top(オーバー・ザ・トップ)」の頭文字を取った略語。インターネットを通じて映像や音声、SNSなどのコンテンツを提供するサービスを指す。

(小柴里沙)

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