タイ商務省、2024年第1回茶の関税割当結果を発表

(タイ)

バンコク発

2024年03月21日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は3月4日、WTO協定による関税割当制度に基づく2024年第1回茶の関税割当結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した(日本語仮訳は添付資料参照)。

今回の茶の関税割当は、1月4日から17日まで申請を受け付けていた(2024年1月4日記事参照)。割当量625トンに対し、3万8,600トンを超える申請があり、関連の商務省規程外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます日本語仮訳PDFファイル(200KB))に従い、輸入実績があるグループ(注1)の33社に約437トン、一般グループ(注2)の154社に約187トンを割り当てた。

割当を受けた者が割当量、または返還申告した後の残量のうち95%以上の割当量を使用しなかった場合には、翌年の割当にペナルティーが課せられる。

茶の関税割当に関する商務省規程は2023年12月に改正されており、今回の割当が改正後の規程に基づいて行われる最初となった。茶の関税割当は年に3回実施される。

(注1)割当年の前年の6月からさかのぼる36カ月間に、WTO協定の義務に基づく茶の輸入実績がある法人で構成する輸入実績があるグループ。

(注2)WTO協定の義務に基づく茶の輸入実績があるか、またはない法人で構成するグループ。

(谷口裕基、ウォンパタラクン・ヤーダー)

(タイ)

ビジネス短信 a6692240c9debabe