地場不動産大手、ベンガルール北部で高級住宅開発

(インド)

ベンガルール発

2024年03月07日

インド有数の不動産会社であるゴドレジ・プロパティ―ズ(以下、GPL)は3月4日、南部カルナータカ州ベンガルールにおいて大規模な高級アパートメント開発プロジェクトを開始すると発表した。ベンガルール北部に位置する62エーカー(約25万平方メートル)におよぶ広大な土地を開発し、延べ床面積は560万平方フィート(約52万平方メートル)となる。全戸を合わせた推定の簿価は約500億ルピー(約900億円、1ルピー=約1.8円)に上ると予想している。

同社によると、開発区画はベンガルールの主要空港のケンペゴウダ国際空港、現在建設中のメトロ(都市高速鉄道)や高速道路、住宅・商業開発エリアを含む社会インフラへのアクセスにも優れた立地となる。この土地の売買契約自体は2014年に締結されていたが、当時は開発できなかった、と説明している。GPLのゴーラブ・パーンデーエ最高経営責任者(CEO)は「ベンガルールの戦略的な土地での大規模な開発プロジェクト」と述べた。開発の第1期分は、2024年度にも販売が開始される見通し。

GPLは2月14日にも、南部テランガナ州ハイデラバードにおいても約12.5エーカーの土地を取得し、高級アパートメントの開発計画を発表するなど、インド南部市場への参入に積極的な姿勢を見せている。

(岩井澪佳)

(インド)

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