インドネシア国際モーターショー(IIMS)が閉幕、ベトナムのビンファストが初出展

(インドネシア)

ジャカルタ発

2024年03月13日

自動車展示販売会「インドネシア国際モーターショー(IIMS)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が2月15日から25日まで、ジャカルタで開催された。日系メーカーでは、トヨタや三菱自動車、ホンダなどの22ブランド、二輪車はホンダやヤマハなどの15ブランドが出展したほか、中国や韓国、ベトナムなどから複数のブランドがバッテリー式電自動車(BEV)を展示した。

2025年までにインドネシアでBEV生産を開始すると発表している、ベトナムのEVメーカー、ビンファストも初出展し、VF5、VFe34、VF6、VF7など多目的スポーツ車(SUV)タイプのBEVを発表した。正式な価格は確定していないものの、このうち最も安価なタイプであるVF5は200万円台(オン・ザ・ロード価格、注)になるとした。ビンファストのブース担当者は充電時間について、急速充電の場合30分程度でフルチャージが完了するとしたうえで、「BEVを購入した消費者に対しては、自宅に壁掛けタイプの充電設備を無料で設置するサービスを提供する」と話した。また、「保証制度についても業界トップクラス」だとし、年数または走行距離に応じて、7年から10年までの保証プログラムを付帯するとした。アフターセールスを含む価格と販売時期などの詳細は、2024 年上半期に正式に発表される予定だ。

写真 ビンファストの発表車種(ジェトロ撮影)

ビンファストの発表車種(ジェトロ撮影)

主催者の発表によれば、同イベントの会期中、46万人以上の来場があり、1万5,000台以上が販売された。

2024年のEV販売は大統領選の影響により伸び悩む可能性も

インドネシア自動車製造者協会(GAIKINDO)によると、2024年1月のBEVにプラグインハイブリッド車(PHEV)やハイブリッド車(HV))を加えた電気自動車(EV)全体の販売台数(卸売り)は7,148台で、前年同月比で約2.8倍となり、そのうちBEVは2,335台だった。

インドネシア政府は2024年2月、BEVに対する付加価値税に関する優遇政策を発表した(2024年3月5日記事参照)。同優遇措置がBEVの販売数をさらに押し上げる可能性もあるが、トヨタ・アストラ・モーターのマーケティング・ダイレクターであるアントン・ジムミ氏は、当地経済紙「ビスニス」に対して、「2024年のEVの販売台数は、大統領選挙の結果が業界に与える影響も見込まれ、現時点では不透明な状況だ」と述べた。

(注)車両登録証の取得手数料などを含めた車両価格。

(尾﨑航、小山千紗子、大滝泰史)

(インドネシア)

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