第13回アフリカ競技大会（African Games）、3月8日から開催

ガーナのナナ・アクフォ＝アド大統領は2月27日の国会での一般教書演説で、同国は3月8日から23日まで首都アクラで開催される第13回アフリカ競技大会（African Games）のホスト国として、アフリカ大陸のアスリートを迎える万全の準備が整っていると述べた。

同大会はガーナで初めての開催となるが、大統領は演説で「準備の最中に財政的な問題が発生したときには、この決定を粘り強く続けるのは非常に勇気が必要だった。しかし、この決断をしてよかったと思う」と述べ、関係者の協力と粘り強さを称賛した。

同大会は、アフリカ55カ国・地域から集まる5,000人のエリートアスリートとコーチが29種目で競い合う。また、3,000人以上の技術担当者や、ジャーナリスト、世界的な著名人が参加し、テレビやオンラインの視聴者は55億人を超える見込みだ。同大会は2024年の第33回オリンピック・パリ大会の公式予選も兼ねている。

全ての参加者にとって思い出に残る大会をアフリカに提供する準備が整ったとし、大会の使命は「アフリカの若者の間に前向きなライバル意識を芽生えさせ、団結したアフリカを世界に示すことで、アフリカの芸術と文化を促進し、アフリカ大陸全体の社会経済的発展につなげること」としている。

さらに、大統領は、2月13日に落成式が行われたボルテイマン・スポーツ・コンプレックスと、ガーナ大学スポーツスタジアムの両競技会場施設の質の高さにも言及し、このような施設が国のスポーツ発展のために重要で、大会後も継続する必要性を強調した。

• ボルテイマン・スポーツ・コンプレックスでの競技：アームレスリング、バドミントン、バスケットボール、ボクシング、チェス、フェンシング、ハンドボール、柔道、空手、ネットボール、水泳、卓球、テコンドー、テニス、バレーボール、重量挙げ
• ガーナ大学スポーツスタジアムでの競技：ラグビー、陸上競技、スカッシュ、サッカー
• アクラ・スポーツ・スタジアム：開会式・閉会式、サッカー
• その他の個別会場：クリケット、ゴルフ、フィールドホッケー

（関根広亮）