2月の消費者物価、前年同月比3.1％上昇

韓国企画財政部は3月6日、2月の消費者物価が前年同月比で3.1％上昇し、農産品や石油類を除いたコア物価は2.6％上昇したと発表した（添付資料表1参照）。消費者物価の前年同月比の上昇率は4カ月ぶりに拡大した。

品目別では（添付資料表2参照）、果物類の上昇が続いたことに加え、主要産地の天候不順などで野菜価格も上昇し、農畜水産物の上昇率は前年同期比11.4％と、前月（8.0％上昇）よりも上昇率が拡大した。石油類は同1.5％の下落と下落が続いたものの、国際原油価格の上昇が時差を置いて反映されたことにより、下落率が縮小した。工業製品は、輸入自動車や家具など一部製品の価格引き上げなどが反映され、同比2.1％上昇した。個人サービスは、全般的に物価上昇が鈍化している中で、自動車保険料の引き下げなどが反映された結果、前年同月比上昇率は3.4％と、1月（3.5％）に比べ上昇率が縮まった。

（橋爪直輝）