インド、2023年度第3四半期のGDP成長率は8.4%
(インド)
ニューデリー発
2024年03月08日
インド統計・計画実施省(MOSPI)は2月29日、2023年度第3四半期(10~12月)の実質GDP成長率(2011年度基準)推計値を前年同期比8.4%と発表した(添付資料表1参照)。2023年度第1四半期(4~6月)以降、3四半期連続で8%台(修正値)の高成長となった。
需要項目別にみると、総固定資本形成が前年同期比10.6%増と前期(2023年度第2四半期)と同様に2桁成長したほか、全体の約6割を占める民間最終消費支出も3.5%増と堅調に推移した。輸出入はともに増加したが、輸出(3.4%増)よりも輸入(8.3%増)の伸びが上回り、輸出から輸入を差し引いた純輸出のマイナス幅は前年同期の約2.7倍に達した(添付資料表2参照)。
産業部門別の粗付加価値(GVA)成長率では、「製造」(11.6%増)、「建設」(9.5%増)、「電力・ガス・水道」(9.0%増)など、第二次産業の各部門が前期に引き続き好調だったほか、第三次産業の「公共・防衛・その他サービス」(7.5%増)や「金融・保険、不動産・ビジネスサービス」(7.0%増)、「貿易・ホテル・運送・通信・報道関連サービス」(6.7%増)も堅調に推移した。一方、第一次産業の「農林水産」は0.8%減とマイナスに転じた(添付資料表3、4参照)。
(広木拓、サンディープ・シン)
(インド)
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