ベルリンで日本養殖魚類輸出推進協会が鹿児島県産ブリと愛媛県産マダイをPR

(ドイツ、日本)

ベルリン発

2024年02月20日

日本養殖魚類輸出推進協会は1月29日、ベルリンで鹿児島県産ブリと愛媛県産マダイをPRするイベントを主催した。ドイツ市場に適したイベントにする観点から、ドイツ系食品PRコンサルティング会社のリーデルPRと連携して実施した。

会場には約100人の有名レストランのシェフや、ディストリビューター、メディアや食関係のインフルエンサーなどが参加。日本産水産物がすしや刺し身以外にも多様な料理に使えることをアピールするため、「日本食普及の親善大使」でもある星付きレストラン「Nagaya」の長屋佳澄氏、ベルリンで人気の日本食フュージョンレストラン「Sticks’n’Sushi」の総料理長Song Lee氏、シーフードレストランでの勤務経験もあるフランス料理シェフのNorbert Krüger氏を招き、それぞれの感性で調理したブリ、マダイ料理を振る舞った。

日本養殖魚類輸出推進協会の木内瑛氏は「今回が協会にとってドイツで初めてのイベント。日本の養殖技術は非常に高く、味だけではなく、その技術やイノベーションを感じ取ってほしい」とあいさつ。多くのレストランシェフから問合せがあり、会場内では今後の商流構築に関するやりとりも行われるなど、「大きな手応えを感じた」という。

農林水産省によると、2023年のドイツ向け農林水産物の輸出額は、前年比8.6%増の約116億円と好調。同協会は日本産水産物にとってドイツは有望なマーケットの1つと考えており、継続的なPRの実施を検討している。

写真 振る舞われたブリ、マダイ料理と、会場の様子(リーデルPR提供)

振る舞われたブリ、マダイ料理と、会場の様子(リーデルPR提供)

(川邉隼之介、小菅宏幸)

(ドイツ、日本)

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