2023年の乗用車新規登録台数、前年比27.7%増

(ギリシャ)

ミラノ発

2024年02月09日

ギリシャの自動車輸入業者代表協会(AMVIR)は1月12日、2023年の乗用車新規登録台数は13万4,492台で、前年比で27.7%増加したと発表した(プレスリリース、ギリシャ語外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。燃料タイプ別のシェアでは、ハイブリッド車(HEV)と電気自動車(EV、注)がそれぞれ30.9%(前年比3.3ポイント増)、11.3%(3.4ポイント増)とともに増加した。ガソリン車とディーゼルエンジン車は、それぞれ41.9%(前年比2.9ポイント減)、13.1%(3.2ポイント減)だった。

ギリシャ統計局が1月12日に発表したデータによると、主要メーカー別で、新規登録台数が最も多かったのはトヨタの1万6,307台で、全体の12.1%を占めた。オペル(シェア7.8%)、プジョー(7.6%)、現代自動車(7.3%)がそれに続いた。

セグメント別では、Bセグメント〔スポーツ用多目的車(SUV)を含む〕の新規登録台数が6万9,443台で最も多く、全体の51.6%を占めた。次いでCセグメント(SUVを含む)が4万266台(シェア29.9%)、最も小さいAセグメント(SUVを含む)が1万3,087台(9.7%)となった。登録台数が最も多かったモデルをみると、Bセグメントではオペルの「コルサ」が5,845台(シェア8.4%)、CセグメントではBMWの「X1シリーズ」が2,515台(同6.3%)、Aセグメントではフィアットの「パンダ」が3,149台(同24.1%)だった。

全車種において新規登録台数が最も多かったタイプはSUVで、新規登録台数は7万5,899台、市場シェアは56.4%を占めた。また、SUVで最も人気のモデルはトヨタの「ヤリス・クロス」で、新規登録台数4,681台(シェア6.2%)となった。

(注)バッテリー式電動自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)。

(井上友里)

(ギリシャ)

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