中銀、自由アルゼンチン再建債シリーズ2と3の入札計画を発表

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2024年02月08日

アルゼンチン中央銀行は2月2日、自由アルゼンチン再建債(BOPREAL)シリーズ2とシリーズ3の入札計画を発表した。BOPREALは、2023年12月12日以前に輸入された財およびサービスの未払い輸入代金を抱える輸入者が対象となっている(2024年1月5日記事参照)。

今回の中銀の発表によると、BOPREALシリーズ1は、募集額50億ドルの全額が落札された。今後、次のとおりシリーズ2、シリーズ3の入札を行う予定。

  • シリーズ2:募集額は最大20億ドルまでで、毎週入札を行う。最初の入札となる2月5日の週の入札に参加できるのは、「外国サプライヤーに対する輸入に関する商業債務登録簿」に財・サービスの輸入代金未払いの登録を行った中小零細企業のみ。需要が発行上限額を超えた場合、1社につき50万ドルを優先的に割り当て、残りは比例配分する。また、企業からの強い要請により、シリーズ2もシリーズ1とシリーズ3同様、証券取引所などの流通市場での取引を可能とする。
  • シリーズ3:募集額は最大30億ドルまでで、シリーズ2の募集額が全て落札された後に入札を開始する。商業債務登録簿に財・サービスの輸入代金未払いの登録を行った全ての企業が参加できる。

中銀は、多くの疑問や問い合わせを受けているため、BOPREALの詳細に関する輸入業者のためのガイドブックも掲載している。ガイドブックの和訳は添付資料を参照。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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