1月7日の総選挙実施に際する交通規制に注意

道路交通・橋梁省傘下の道路交通局は2023年12月24日、バングラデシュで1月7日（日）に実施予定の第12回総選挙（2023年11月17日記事参照、2023年12月27日記事参照、2023年12月28日記事参照）を控え、全国で交通規制を実施すると発表した（添付資料：仮英訳参照）。次が主要なポイントとなる。

• タクシー、ピックアップ、マイクロバス、トラックについては、1月6日午前0時から1月7日午前0時までの24時間を運行禁止とする。
• バイクについては、1月5日午前0時から1月8日午前0時までの72時間を運行禁止とする。
• 政府関係者の移動、医療・保健などにかかる緊急サービス、新聞配達、海外旅行にかかる空港発着にかかる移動（ただし、航空券などを携行すること）などについては、フレキシブルな運用とする。

選挙日や選挙日前後の運行禁止の対象期間での移動については、極力避けることが望ましいが、出張などの出入国のためにやむを得ず空港発着にかかる移動などを行う場合には、航空券を携行し、混乱を避ける必要がある。

在バングラデシュ日本大使館が1月4日に発出した通知によると、総選挙の実施を控え、バングラデシュ民族主義党（BNP）は1月5日に、全国規模での抗議デモの実施を呼びかけているとされる。また、1月6日午前6時から1月8日午前6時までの48時間、全国においてホルタル（ゼネラルストライキ）を実施するとしており、情勢が悪化する可能性があるため、外出を避けた上で安全対策を徹底する必要がある。

（安藤裕二）