2023年度4~12月の外国直接投資認可額、前年同期比58.8%減

(ミャンマー)

調査部アジア大洋州課

2024年01月18日

ミャンマー投資企業管理局(DICA)が発表した外国直接投資統計によると、2023年度4~12月の外国直接投資認可額〔ティラワ経済特区(SEZ)を除く〕は、前年同期比58.8%減の6億223万4,000ドルだった(添付資料表参照)。

12月の投資認可額は1,499万2,000ドルで、月の投資認可額としては2023年度で5番目に低い水準となった。

同月に投資認可を受けたのは6カ国・地域で、内訳はシンガポール(新規1件を含む489万4,000ドル)、台湾(新規1件を含む486万8,000ドル)、中国(新規2件を含む280万7,000ドル)、日本(新規1件を含む200万ドル)、香港(追加投資24万3,000ドル)、ブラジル(新規1件を含む18万ドル)だった。ブラジルの投資認可は2023年度初。

12月に投資認可を受けたのは、製造業(991万8,000ドル)、不動産(489万4,000ドル)、農業(18万ドル)の3分野で、不動産分野で前月に引き続き投資が認可されたのが注目される。

この結果、2023年度4月から12月まで累計の外国直接投資認可額の業種別内訳は、電力(62.2%)、製造業(18.7%)、運輸通信(12.9%)、畜産水産(3.9%)、不動産(1.7%)、農業(0.5%)、サービス(0.1%)となった。建設やホテル観光などの5業種で外国直接投資はいまだ認可されていない。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

ビジネス短信 361ad7a4bc2c7eac