しょうゆの塩分規制を緩和、レストラン向けは規制対象外に

(コロンビア)

ボゴタ発

2023年12月22日

コロンビア保健省は12月6日、しょうゆを含む59食品に対する塩分含有量を規制する2020年決議2013号(2022年7月20日記事参照)を修正する2023年決議2056号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公布した。2023年8月に公表した修正案(2023年9月1日記事参照)を踏襲したもので、日本料理で使用する天然発酵しょうゆについては、ナトリウム含有量の上限を緩和し、減塩タイプの天然発酵しょうゆならば、2024年11月9日以降の最終段階の規制開始後も流通可能となる。

さらなる規制緩和の一環として、今回の決議では、対象の食品が原料としてのみ使用される場合、またはガストロノミー部門の調理に使用される場合には、規制の適用外となることを新たに明記した。

これを受けて、一連の塩分規制について「コロンビアでしょうゆ、ディジョンマスタード、魚エキス、オイスターソースの不足、密輸、偽造を生んでいる」として、レストラン向け利用に対する除外措置をかねて求めていたコロンビアレストラン協会(Acodres)は12月13日、今回の決議による規制緩和を歓迎する声明を公表した。

(豊田哲也)

(コロンビア)

ビジネス短信 dc842611abe3de3d