「アブダビファイナンスウィーク2023」が開催、日本の金融関連スタートアップもピッチに登壇

(アラブ首長国連邦、日本)

ドバイ発

2023年12月06日

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで11月27~30日、「アブダビファイナンスウィーク(ADFW)2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。2022年に続き第2回の開催となった今回は、金融業界の有力者や政策立案者などが一堂に会し、フォーラムやワークショップなどが実施された。

会場内の「ファルコンスクエア」には、アブダビ政府系機関によって運営されているスタートアップ支援施設「Hub71外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」に入居するスタートアップ60社以上が日替わりで出展した。フィンテック分野をはじめ、カーボンクレジットなどを扱う環境分野や、医療、教育など多岐にわたるイノベーティブな技術をもったスタートアップが出展した。

写真 スタートアップ出展の様子(ジェトロ撮影)

スタートアップ出展の様子(ジェトロ撮影)

1129日には、ベンチャーキャピタル(VC)投資家のティム・ドレイパー氏がホストを務め、スタートアップのピッチを行うテレビ番組「Meet the Drapers」の公開収録が会場内で行われた。登壇企業には日本企業も名を連ね、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームでAI(人工知能)ソリューションを提供し、かつ「Hub71」で唯一の日系スタートアップであるビットグリット(Bitgrit外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますがピッチを実施した。

写真 ピッチを行うビットグリットの最高経営責任者(CEO)向縄嘉律哉(さぎなわかづや)氏(ジェトロ撮影)

ピッチを行うビットグリットの最高経営責任者(CEO)向縄嘉律哉(さぎなわかづや)氏(ジェトロ撮影)

2023年の「アブダビファイナンスウィーク」は「転換期における投資」をテーマに開催され、デジタル経済への移行、エネルギートランジション、地政学リスクに起因する経済的な影響など、転換期の課題を解決するため、変革的なアイデアをアピールするスタートアップの活躍が目立った。

(清水美香、久保田夏帆)

(アラブ首長国連邦、日本)

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