2023年度4~11月の外国直接投資認可額、前年同期比59.8%減
(ミャンマー)
調査部アジア大洋州課
2023年12月19日
ミャンマー投資企業管理局(DICA)が発表した外国直接投資統計によると、2023年度4~11月の外国直接投資認可額〔ティラワ経済特区(SEZ)を除く〕は、前年同期比59.8%減の5億8,724万2,000ドルとなった(添付資料表参照)。
11月の投資認可額は1,986万2,000ドルで、月の投資認可額としては2023年度で3番目に高い水準だが、10月(7,971万6,000ドル)の約25%に落ち込む結果となった。
同月に投資認可を受けたのは7カ国・地域で、内訳は中国(新規1件を含む759万6,000ドル)、タイ(700万ドル)、シンガポール(253万5,000ドル)、香港(新規2件を含む112万2,000ドル)、英国(100万ドル)、韓国(41万9,000ドル)、日本(19万ドル)だった。タイの投資認可は2023年度初となった。
11月に投資認可を受けたのは製造業(1,361万4,000ドル)、不動産(563万9,000ドル)、畜産水産(41万9,000ドル)、サービス(19万ドル)で、不動産分野で2023年度初の投資が認可されたのが注目される。
この結果、2023年度4月から11月まで累計の外国直接投資認可額の業種別内訳は、電力(63.8%)、製造業(17.4%)、運輸通信(13.3%)、畜産水産(4.0%)、不動産(1.0%)、農業(0.4%)、サービス(0.1%)となった。いまだ、建設、ホテル観光などの5業種で外国直接投資は認可されていない。
(アジア大洋州課)
(ミャンマー)
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