ドバイで食品等展示会「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ」が開催

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2023年12月18日

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで2023121214日に、食品等展示会「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。同展示会では「フード・アンド・ベバレッジ」「ティー・アンド・コーヒー」といった食品関係を中心に、「コスメティックス」「ヘルス」「サステナブル・リビング」などのセクターに分けて出展者を募集しているが、いずれもオーガニックや自然素材の商品に焦点をあてている。

今回の「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ」は、当地で21回目の開催となるが、主催者によれば、世界各国から約300社の企業が参加し、これまでで最大規模となった。国別パビリオンも17カ国設置され、ベルギー、チェコなど5カ国が初めてパビリオンを出展した。また、主催者は、出展者に対してバイヤーとの商談マッチングをするサービスを提供したり、会期前にもバイヤーとのオンライン上のネットワークセッションを企画したりするなど、出展物の販売を促進していることも特徴的だ。

今回、日本企業の出展は1社で、オーガニックの日本茶を展示した。なお、中国からはジャスミン茶などを扱う6社、韓国からは朝鮮人参などを扱う6社がブースを構えた。また、UAEからは、オーガニック野菜を生産する農場「エミレーツ・バイオ・ファーム」「オーガニック・ファーム」などからの展示があった。

写真 「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ」会場前景(ジェトロ撮影)

「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ」会場前景(ジェトロ撮影)

写真 UAEの農場「エミレーツ・バイオ・ファーム」の展示(ジェトロ撮影)

UAEの農場「エミレーツ・バイオ・ファーム」の展示(ジェトロ撮影)

主催者によると、中東地域においては、消費者のオーガニック商品への関心は近年高まっており、小売店における同商品を扱う棚のスペースは過去4年間で60%増加した。また、同地域では、このような商品の90%以上は海外から輸入されており、外国企業にとって有望な市場だとしている。

次回の「オーガニック・アンド・ナチュラルプロダクツ・エキスポ」は2024年12月18~20日の開催が予定されている。

(高橋建朗)

(アラブ首長国連邦)

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