2023年度4~10月の外国直接投資認可額、前年同期比60.9%減

(ミャンマー)

調査部アジア大洋州課

2023年11月10日

ミャンマー投資企業管理局(DICA)が発表した外国直接投資統計によると、2023年度4~10月の外国直接投資認可額〔ティラワ経済特区(SEZ)を除く〕は、前年同期比60.9%減の5億6,738万ドルとなった(添付資料表参照)。

10月の投資認可額は7,971万6,000ドルで、月の投資認可額としては2023年度で2番目に高い水準だったが、1億ドルの大台には届かなかった。

同月に投資認可を受けたのは4カ国・地域で、内訳は中国(6,841万9,000ドル)、香港(942万3,000ドル)、日本(103万9,000ドル)、ブルネイ(83万5,000ドル)だった。

業種では電力(5,734万7,000ドル)、製造業(2,175万ドル)、サービス(61万9,000ドル)だった。

この結果、2023年度4月から10月までの外国直接投資認可額の業種別内訳は、電力(66.0%)、製造業(15.6%)、運輸通信(13.7%)、畜産水産(4.1%)、農業(0.5%)、サービス(0.1%)となった。建設、ホテル観光、不動産などの6業種で外国直接投資は認可されていない状況が続いている。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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