韓国自動車部品メーカーの現代インダストリアル、米ジョージア州に製造施設新設

(米国、韓国)

アトランタ発

2023年11月06日

米国ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和党)は11月1日、韓国の現代自動車グループの自動車部品メーカーの現代インダストリアルが、同州コウェタ郡に製造施設を新設すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。100人の新規雇用を創出し、2,400万ドル以上を投資する。

現代インダストリアルは、自動車シート、アームレスト、ヘッドレストの製造を専門としている。今回、同社は同郡の既存施設を購入し、改修した後、現代自動車のメタプラント・アメリカ(HMGMA、2022年5月23日記事参照)を含むOEM向けにアームレストとヘッドレストを生産する予定だ。

ケンプ知事は「ジョージア州へ投資している現代自動車や起亜といった企業は、サプライヤーの大規模ネットワークを引き付けており、州全体に雇用と機会を創出している。これらのサプライヤーは、2022年のHMGMAの発表以来、ジョージア州に6,000人以上の雇用をもたらすことを約束している。現代インダストリアルを迎えることができることをうれしく思う」と述べた。

同州商務省のパット・ウィルソン長官は「起亜がジョージア州西部、現代自動車が東海岸に位置しているため、現代インダストリアルのようなサプライヤーは州内のどこに拠点を置いても、少なくとも2つの主要メーカーの中心にいることができる」と述べた。

ジョージア州によると、電気自動車(EV)市場が拡大する中で、同州はサプライチェーン全体を通して、2020年以降、251億ドル以上の投資と2万9,000人以上の雇用創出を実現した。2023会計年度には、自動車産業における雇用創出が2021会計年度比で4.2倍に増加し、ジョージア州のOEMが誘致したサプライヤーは、州全体で20億ドル以上の投資をもたらした。

(吉田祥子)

(米国、韓国)

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