広州市、水素ステーションの場所選定ガイドライン発表

(中国)

広州発

2023年11月20日

中国の広州市都市管理・総合執法局は11月9日、「広州市水素ステーションの建設場所の選定に関するガイドライン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。このガイドラインは、同市政府が2022年に発表した「広州市水素エネルギーインフラ施設発展規画2021-2030年)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の実施と、水素自動車産業の発展を促進するために制定された。規画によると、同市内の各行政区には水素供給・製造ステーション16基、水素供給ステーション147基を建設する予定だ。

ガイドラインによると、広州市内の北部、中部、南部に3大水素供給センターを建設した上で、各水素ステーションの場所選定は60キロを最適な水素供給距離とし、水素輸送コストを効果的に削減する。各行政区には越秀区を除いて水素ステーションを配置予定で、そのうち白雲区(52基)と黄埔区(44基)で配置数が多い。

また、市内の主要幹線をカバーすべく、市内の環状線に17基、南北方向の高速道路に38基、東西方向の高速道路に18基を設置する。外部の都市と接続する道路については、広州市~東莞市~深セン市の高速道路に18基、広州市~仏山市~陽江市の高速道路に22基、広州市~中山市~珠海市の高速道路5基を設置予定。それにより、広州市を通過する水素燃料電池車両に水素エネルギーの提供を保障する。

さらに、市内の物流、インフラ・衛生管理に係る産業園区などにも水素ステーションを建設する予定だ。

(梁梓園)

(中国)

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