広東省で、国際水素と燃料電池技術および製品展覧会「CHFE2023」が開催

(中国)

広州発

2023年11月21日

中国広東省仏山市で、「中国(仏山)国際水素と燃料電池技術および製品展覧会(CHFE2023)」が117日から9日にかけて開催された。今回で7回目の開催となり、ジェトロの参加は初めて。主催者によると、展示会には320社を超える企業が出展し、来場者は2万人を超えた。会場では燃料電池自動車に試乗できるコーナーが設けられたほか、屋外スペースにはトラックや中型バスを含め10台ほどの燃料電池自動車が展示された。

写真 屋外展示場の様子(ジェトロ撮影)

屋外展示場の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは日本企業の海外展開を支援し、海外バイヤーとの取引を増やすために、ジャパンブースを設けて、アツミテックや大成産業など10社の日系企業を取りまとめて出展した。3日間の会期中で、商談件数は300件を超え、参加した企業からは「水素関連の企業と商談できた」「潜在顧客に積極的にアプローチすることができた」といったコメントが寄せられた。

写真 ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

同展覧会の開催地である広東省仏山市南海区は、中国国内で水素産業の促進に注力している地域の1つで、南海区内にある水素エネルギー関連の企業は150社以上にのぼる(「新華網」11月9日)。また、仏山市南海区人民政府が3月23日に発表した「仏山市南海区製造業推進2023年行動計画外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」では、水素産業を重点産業としてサプライチェーンを構築し、2023年内に14カ所の水素ステーションの建設を目指すとしていた。現時点で、目標を超す15カ所が建設されている(「21世紀経済報道」11月7日)。

(朱冬青)

(中国)

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