「FHC上海環球食品見本市2023」が開催、ジャパンパビリオンに38社が参加

(中国)

上海発

2023年11月17日

ジェトロは、11月8~10日に上海新国際博覧中心で開催された中国最大規模の食品・飲料関係の見本市「FHC上海環球食品見本市」にジャパンパビリオンを設置した。同見本市の開催は2023年で26回目を迎えた。

今回の展示面積は17万平方メートルに及び、世界30カ国・地域から2,500社が出展し、10万種類以上の商品が展示された。会期中には10万人以上のバイヤーが来訪した。

今回のジャパンパビリオンには、蜜柑(みつかん)ジュースなどの飲料、調味料、アイスクリーム、菓子、日本産コメ、健康食品、麺などを取り扱う38社が出展し、計1,000種類以上の日本産食品が展示された。来場者に試食や試飲などを通じて積極的にPRが行われ、中国でさらなる市場開拓・販路拡大を図った。

出品者からは、「今回の展示会は、今年参加した展示会の中でバイヤー数が最も多く、収穫のある展示会だった」「今回のバイヤーからは、ALPS処理水に関する発言は少なく、日本の菓子、食文化に対し、好印象で積極的に取り組むイメージだった」「今回の展示会を通じて、より多くの日本料理店、小売りスーパー、ネットショップの責任者との商談ができて、とても効果があった」との声があった。また、来場者については「大手高級スーパーや卸業者のバイヤーが少なく、一般消費者が増えた」といった声も聞かれた。

ジェトロは、中国での日本産商品の知名度向上や、輸出拡大に向けた取組を引き続き実施する予定だ。

写真 「FHC上海環球食品見本市」の開幕式(ジェトロ撮影)

「FHC上海環球食品見本市」の開幕式(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンでの蜜柑ジュース試飲商談の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンでの蜜柑ジュース試飲商談の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオンでのアイスクリーム試食商談の様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンでのアイスクリーム試食商談の様子(ジェトロ撮影)

(王志燕)

(中国)

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