2023年ラゴス国際見本市が開幕

(ナイジェリア、日本)

ラゴス発

2023年11月09日

ナイジェリアでアフリカ最大級の見本市のラゴス国際見本市が11月3日に開幕した。ラゴス商工会議所の主催で、12日までの10日間の会期で開催されている。ジェトロは前年に続いてジャパンパビリオンを設置し、日本から中小企業10社を含む12社ほか、海外日系企業や海外代理店の合計33社が出展した(10月31日記者発表参照)。開会式ではボラ・ティヌブ大統領のメッセージが代読され、見本市を通じたビジネス価値の創造への期待が述べられた。ジャパンパビリオンも開会式を行い、ラゴス商工会議所のマイケル・オラワレ・コール会頭や松永一義駐ナイジェリア大使ら多数の主催者、来賓の立ち会いの下、鏡開きも行われ、華やかな開幕となった。

写真 ジャパンパビリオンの開会式(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの開会式(ジェトロ撮影)

写真 会場風景(ジェトロ撮影)

会場風景(ジェトロ撮影)

初出展した久光製薬の土田氏は「来場者の声を聞くと、商品の使い方にナイジェリアならではの発見があり、マーケティングにも生かせている」と手応えを語った。3回目の参加となったKAWASHO FOODS(GULF)FZEの村田氏は「初日から3日間は土日も挟んだことから、一般客が多かったが、平日に入ると輸入業者やディストリビューターとの具体的ビジネスの話ができた」という。一方で、客層に関しては「ガルフード(ドバイ)やアヌーガ(ドイツ)は多様な国からの参加者があるのに対して、ここはナイジェリアとその周辺のアフリカ諸国が中心で、アフリカに特化した見本市だと感じた」という。ジャパンパビリオンには会期の初日から11月7日までの5日間で約2万人が来場し、前年を上回るペースで来場者が増えている(2022年実績:10日間で約2万6,000人)。

写真 ジャパンパビリオンの入り口(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの入り口(ジェトロ撮影)

写真 日本企業の出展ブース(ジェトロ撮影)

日本企業の出展ブース(ジェトロ撮影)

(奥貴史)

(ナイジェリア、日本)

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