モンバサの危険情報、レベル1に引き下げ
(ケニア)
ナイロビ発
2023年11月13日
日本の外務省は11月10日、ケニアのモンバサ郡に対する危険情報を引き下げ、レベル1の「十分注意してください」とすることを発表した。ケニア治安機関の近年の治安維持強化によって治安状況に改善がみられたため。ただし、スラム街や犯罪多発地区も存在することから、それらの地域には不用意に立ち入らないよう呼びかけている。
モンバサは首都ナイロビに次ぐ第2の経済都市で、東アフリカのゲートウエーと呼ばれるモンバサ港があり、日本政府・企業もその開発に関わっているほか、日本の自動車メーカーが車両組み立てを行う工場なども所在している。
ナイロビ市内をはじめとするケニア全土でテロや誘拐、一般犯罪などに注意する必要があり、ナイロビでも東部イスリー地区周辺、キベラ、マザレ、カワンガレなどのスラム街などでは、レベル2の「不要不急の渡航は止めてください」が発出されている。
(佐藤丈治)
(ケニア)
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