2,000ルピー札の両替期限、10月7日まで
(インド)
ムンバイ発
2023年10月06日
インド準備銀行(RBI、中央銀行)は9月30日、最高額紙幣の2,000ルピー札(約3,600円、1ルピー=約1.8円)の市中銀行での両替や預金の期限を10月7日まで延長すると発表した。
RBIは5月19日に、9月末での2,000ルピー札の流通停止を発表しており、それまでに市中銀行で他の紙幣への交換もしくは預金を行うことを市民に求めていた(2023年5月25日記事参照)。
RBIの発表によると、5月19日時点で3兆5,600億ルピー相当が流通していた2,000ルピー札は、これまでに全体の96%に当たる3兆4,200億ルピー相当が回収されたものの、9月29日時点で1,400億ルピー相当が回収されていない。
今後の2,000ルピー札の扱いについて、RBIは、流通停止後も法定通貨として存続し、取引に使用することも可能としている。しかし実際には、2,000ルピー札は市中で受け入れられなくなっており、RBIは期間内での紙幣交換や預金を強く推奨している。10月8日以降については、紙幣交換機能のあるRBIの19支店でのみ、2,000ルピー札の両替や預金を受け付けると説明している。
(丸山春花)
(インド)
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