ジョージアとUAE、包括的経済連携協定に署名

(ジョージア、アラブ首長国連邦)

イスタンブール発

2023年10月12日

ジョージアのレバン・ダビタシビリ経済相と、アラブ首長国連邦(UAE)のサーニー・ビン・アフマド・アール・ゼイユーディ貿易担当国務相は10月10日、UAEのドバイで両国首相も参加する中で、包括的経済連携協定(CEPA)に署名した(「Agenda.ge」10月10日付)。

ダビタシビリ経済相はCEPA署名について、ジョージアとUAEの関係で「新たな段階の始まり」とし、「世界有数の経済大国」であるUAEとの開けた通商関係を持つことは、より多くの投資をジョージアに呼び込み、貿易額を増加させ、経済成長に貢献するものと述べた。また、ジョージアはEUとの深化した包括的自由貿易協定(DCFTA)を含む連合協定と、中国との自由貿易協定(FTA、2018年1月15日記事参照)を締結しており、UAEとのCEPAはジョージアに投資する企業に大きな機会を提供すると主張した。

ゼイユーディ貿易担当国務相は、UAEとジョージアはともに世界貿易の戦略的交差点に位置しており、今回のCEPAは両国の協力と相互成長の強化した時代への道を開くだろうと述べた(「アラブ・ニュース」10月11日付)。

この協定により、ジョージア製品の97.5%に対する関税が撤廃または大幅に引き下げられ、商品、サービス、投資の貿易が促進されることになる。ジョージア経済省によると、両国の2023年1~8月の貿易額は前年同期比72%増の2億7,600万ドルに達している(「Agenda.ge」10月10日付)。

(中島敏博)

(ジョージア、アラブ首長国連邦)

ビジネス短信 c464d48a47a67824