ジェトロ、日本食イベント「Japanese Food Expo in NY 2023」を開催、日本産水産物のプロモーションを実施

(米国、日本)

ニューヨーク発

2023年10月30日

ジェトロは10月20~22日、米国ニューヨーク市ブルックリン地区で開催された日本食イベント「Japanese Food Expo in NY 2023」において、日本産水産物の普及拡大を目的に試食提供などを通じたプロモーションを実施した。

写真 (左)試食ブースの行列の様子、(右)水産物プロモーションブースの様子(ともにジェトロ撮影)

(左)試食ブースの行列の様子、(右)水産物プロモーションブースの様子(ともにジェトロ撮影)

本イベントは、日本の食文化の普及などを行う米国のNPO日本食文化振興協会(JFCA)が主催しした。日本をテーマにした、食と文化の複合施設「Japan Village」で開催され、3日間で約1万人が来場した。ジェトロは本イベントを後援するとともに、東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水の海洋放出を受けた一部の国・地域による輸入規制強化を踏まえた、日本産水産物の緊急支援事業として、ホタテとブリのプロモーションブースを設置した。プロモーションブースでは、北海道産のホタテと熊本産のブリをそれぞれ刺し身とバター焼きにして試食を提供したほか、愛媛・宇和島市の「サバキ女子」によるマグロの解体ショーを実施し、本マグロ刺し身の試食を提供した。

写真 (左)北海道産ホタテの刺身、(右)マグロ解体ショーの様子(ともにジェトロ撮影)

(左)北海道産ホタテの刺身、(右)マグロ解体ショーの様子(ともにジェトロ撮影)

試食には多くの来場者が列をなし、3日間で3,000人分を用意した試食は全てイベントの終了時間前になくなった。特にホタテの刺し身の評判が良く、「初めて生でホタテを食べたが、とても柔らかくておいしい」といった声が多く聞かれ、米国市場における日本産ホタテの販売拡大の可能性に手応えが感じられた。

10月28日には、ロサンゼルスのユニバーサル・シティにおいて、JFCAとジェトロの共催で「Japanese Food Expo in LA 2023」が開催された。JFCAはこれまで15回にわたりロサンゼルスで同イベントを実施してきたが、ニューヨークで同イベントを開催するのは今回初めて。

(高橋英行、平野裕一郎)

(米国、日本)

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