イランのライーシー大統領と岸田首相が会談

イランのイブラーヒーム・ライーシー大統領は9月20日、国連総会に出席するため訪問していたニューヨークで、岸田文雄首相と会談した（9月20日付イラン大統領府）。

ライーシー大統領は、両国の良好な関係と協力促進に向けた努力を強調し、「第1段階として、両国の関係当局は、今後数年間の両国間の協力の見通しを概説し定義する包括的な計画を作成する必要がある」と提案した。

イラン大統領府の発表によると、岸田首相は、イランとの関係拡大と、地域の安定と協力を強化するための外交努力を継続する考えだと述べた。同首相は、イランを高い能力を備えた国だとし、両国間の関係発展は地域の発展にとって重要とした。また、地域とペルシャ湾の問題解決におけるイランの役割は重要かつ建設的であると述べた。

日本の外務省の発表によると、岸田首相は、日本として「イラン核合意」を支持している立場から、国際原子力機関（IAEA）との共同声明の完全かつ無条件の実施を含め、イランの建設的な対応を求めた。

（鈴木隆之、マティン・バリネジャド）