外国人ビザのオンライン予約・照会が可能に

中国国家移民管理局は9月13日、外国人のビザ申請オンライン予約・照会プラットフォームのリリースを発表した。１0月9日から、中国に滞在する外国人は同局の行政サービスプラットフォームで、ビザ申請のオンライン予約をはじめとする8項目のオンラインサービスが利用できるようになる。詳細は次のとおり。

• ビザ申請のオンライン予約。申請者はビザの延長、更新、再発行、滞留・居留許可の申請をオンラインで予約することができ、許可申請を行う場所や時間を選択することができる。
• オンラインでのビザ関連書類の手続き進捗状況の確認。申請者は公安機関の出入国管理部門でのビザの延長、更新、再発行、滞留・居留許可の手続き状況をオンラインで問い合わせることができる。
• ビザ関連情報のオンライン検索。申請者本人は自身のビザの延長、更新、再発行、滞留・居留許可に関する登録情報をオンラインで確認することができる。
• 永久居留身分証明書の登録情報のオンライン検索。中国の永住権を持つ外国人は、自身の永久居留身分証明書の登録情報をオンラインで確認することができる。
• 永住権を持つ外国人のパスポート情報のオンライン検索。中国に永住する外国人はオンラインで自身のパスポート情報を照会することができ、照会結果で国家出入国管理局が電子署名した電子文書を作成することができる。永久居留身分証とパスポート情報の関連性を示すことが可能となり、金融、税務、社会保障、通信などの手続きの簡便性が高まる。
• 許認可機関の連絡先など詳細情報のオンライン検索。
• オンライン手続きのガイダンスの提供。申請者はビザ関連手続きに関し、詳細なガイドラインをオンラインで見ることができ、申請資料の要件、手続きの手順や方法、手数料などについて確認ができる。
• オンラインヘルプサービスの提供。高齢者、子供など、モバイルアプリケーションの操作が困難な人やサポートが必要な外国人に対し、オンライン申請支援サービスを提供する。

国家移民管理局外国人管理司の責任者は、2019年に中国国民を対象に出入国書類申請のオンラインサービスを開始しており、同サービスに対する評価は良好だと説明している。また、今回の外国人向けオンラインサービスのリリースについて、改革を引き続き深化させ、サービスを総合的に向上させるための具体的措置とした。

（趙薇）