蒸発器(エバポレーター)のセーフガード措置発動

(インドネシア)

ジャカルタ発

2023年09月05日

インドネシア政府は9月5日、蒸発器(エバポレーター)に対するセーフガード(緊急輸入制限)措置を発動した。財務大臣規定2023年第75号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、セーフガードの発動期間は同規定施行日(9月5日)から3年間で、全ての国・地域から輸入されるものを対象に、追加の輸入関税を課す。

ただし、同財務大臣規定の別紙に定めるASEAN加盟国をはじめとする122カ国・地域から輸入する場合は、通関時に原産地証明書を提出することにより、セーフガード措置の適用が除外される。対象はHSコード8桁ベースで1品目で、輸入する時期に応じて追加の輸入関税を適用する(添付資料表参照)。

また、インドネシア政府は同日、財務大臣規定2023年第74号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにより、発動済みのカーペットなどに対するセーフガード措置(2021年2月26日記事参照)に対する見直しも行った。その結果、韓国をセーフガードの対象除外とした一方、新たにマレーシア、タイ、ベトナムをセーフガードの対象国として指定している。

(中村一平)

(インドネシア)

ビジネス短信 6d16cf7edadcd648