2023年上半期の輸出は前年同期比6.4%増、輸入も4.1%増

(タンザニア)

ナイロビ発

2023年08月23日

タンザニアの2023年上半期(1~6月)の貿易額は、輸出が前年同期比6.4%増の39億4,888万ドル、輸入が同4.1%増の92億285万ドルだった(添付資料表1~4参照)。

輸出では、インドが前年同期比17.9%減の12億4,446万ドルでトップ、続いてスイス(同31.0%増、3億6,018万ドル)、中国(25.1%減、1億7,298万ドル)、ベトナム(12.8%減、1億5,431万ドル)、米国(44.4%増、1億1,653万ドル)の順だった。

輸出を品目別でみると、銅およびその製品が前年同期比11.8%減の9億2,023万ドルで最も多く、続いて貴石、半貴石、貴金属など(同8.1%増、8億9,352万ドル)、コーヒー、茶、スパイス類(0.3%増、4億1,491万ドル)、果実、ナッツ類(11.6%減、3億293万ドル)、鉱石、スラグ、灰(20.7%増、2億7,356万ドル)の順だった。日本は9位の輸出先で33.7%減となる6,862万ドルだった。タンザニアからの日本への輸出品目のトップを占めるコーヒー生豆は前年同期比37.3%減の4,883万ドルだった。続くたばこも30.3%減の886万ドルにとどまった。ゴマは32.4%増の484万ドルだった。

輸入では、中国が前年同期比14.6%増の38億1,994万ドルでトップ、続いてインド(同18.8%減、16億7,368万ドル)、日本(17.1%増、2億7,909万ドル)、南アフリカ共和国(12.3%増、2億7,755万ドル)、米国(26.7%増、2億3,726万ドル)の順だった。輸入を品目別でみると、機械類が前年同期23.4%増の10億8,148万ドルで最も多く、続いて鉱物性燃料類(37.8%減、10億7,147万ドル)、輸送機器類(31.5%増、9億1,618万ドル)、電気機器類(16.2%増、6億3,507万ドル)、航空機、部品類(約24倍、6億1,788万ドル)の順だった。エア・タンザニアが6月3日にボーイング767型機を米国から輸入したことから、航空機や部品類の輸入が急激に伸びた。日本からの輸入は、輸送機器類が前年同期比22.6%増の1億6,319万ドルで最も多く、鉄鋼が31.0%減の5,308万ドルと続いた。

(佐藤丈治)

(タンザニア)

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