7月の自動車生産、季節要因で前月比減も堅調

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2023年08月31日

アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)は83日、7月の自動車(トラック、バスを除く)の生産台数と輸出台数を発表した。生産台数は前月比8.0%減、前年同月比11.9%増の49,254台、輸出台数は前月比23.1%増、前年同月比25.0%増の28,663台だった(添付資料「図1 自動車生産台数の推移」、「図2 自動車輸出代数の推移」参照)。17月の累計輸出台数を仕向け地別にみると、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー向けが輸出台数全体を押し上げた(添付資料表参照)。

7月単月の生産台数の前月比での減少は、ADEFAによると、6月に引き続いて冬季のバケーションシーズンによる稼働率の低下によるもので、生産は堅調に推移している。ただ、外貨不足により原材料の輸入が困難な状況については、最新の措置の影響を引き続き監視し、生産プロセスの継続性と輸出競争力に影響を与えないよう、当局との対話を続けていくとしており、輸入規制を自動車の安定的な生産のリスク要因とみている。

アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)の81日の発表によると、7月の自動車国内販売(新車登録)台数(トラック・バスを含む)は前月比9.0%増、前年同月比13.0%増の42,728台だった(添付資料図3参照)。登録台数に占める国産車の比率は64.9%と、前月比で0.4ポイント、前年同月比で7.7ポイント上昇した。堅調な自動車販売の理由について、ACARAは、現地通貨ペソの下落が続く中、自動車購入が引き続き資産の保全に最も魅力的な手段の1つとしている。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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