個人情報保護法の適用を開始

アルジェリアは、個人情報の保護を目的とした2018年6月10日付18－07号「個人情報処理に関する個人保護法」（Law on the protection of individuals in the processing of personal data）（仮訳）の運用を2023年8月10日から開始した。

同法は、EUの「一般データ保護規則（GDPR）」に準じた内容となっており、個人情報処理に関する次の主要項目について規定している。

• 適用対象データおよび法人（第4条）
• データ主体からの同意取得（第7条）
• 個人情報の処理に関する義務（第9条）
• 個人情報処理に関する事前申告（第12～第16条）
• 機微（センシティブ）情報の処理禁止（第18条）
• 監督機関設置の規定（第22～第31条）
• データ主体が自身の個人情報に関して有する権利（第32～第36条）
• 保管、移転など、個人情報処理の際に発生する処理者の義務（第38～第45条）

なお、同法の施行を担う監督機関として、「国家個人情報保護管理局」（National Authority for the Protection of Personal Data、ANPDP）が2022年5月に発足した。ANPDPは、個人情報を取り扱う法人および個人向けホームページを開設している。

（ピエリック・グルニエ）