上半期の外国直接投資は申請ベースで前年同期比2.4倍に拡大

(タイ)

バンコク発

2023年08月14日

タイ投資委員会(BOI)は、2023年上半期(1~6月)のタイへの外国直接投資統計PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公表した。申請ベースでは、投資額が前年同期比約2.4倍の約3,040億バーツ(約12,464億円、1バーツ=約4.1円)、投資件数が33.1%増の507件となった(添付資料表1参照)。

申請額を国・地域別にみると、中国が前年同期比約4.0倍の約615億バーツとなり、全体のシェア20.2%を占めて首位だった。シンガポールが約6.8倍の約591億バーツで、シェア19.4%で2位となった。日本は約2.1倍の約353億バーツ、シェア11.6%で3位だった。

認可ベースでは、投資額が前年同期比78.7%増の約2,662億バーツ、投資件数が52.8%増の573件となった(添付資料表2参照)。投資額を国・地域別にみると、中国が約2.3倍の約565億バーツ、シェア21.2%で首位、シンガポールが約7.6倍の約506億バーツでシェア19.0%の2位だった。日本は51.6%増の約500億バーツで、シェア18.8%の3位となった。

タイ政府が産業高度化を目指す「タイランド4.0」においてターゲット産業とする12分野の投資状況をみると、タイ資本も含めた申請ベースでは、投資額で電気電子・エレクトロニクス(約7.1倍、約1,603億バーツ)、観光(約2.9倍、約182億バーツ)、バイオテクノロジー(約3.5倍、約129億バーツ)が大幅に増えた。(そのほか、認可ベースでの詳細などは添付資料表36参照、2023年6月2日記事参照)。

(高谷浩一)

(タイ)

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