2022年のASEANへの外国直接投資、日本は国別で2位を堅持

(ASEAN、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、日本)

バンコク発

2023年07月14日

ASEAN事務局が7月初旬に更新した外国直接投資(FDI)統計外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(暫定値)によると、2022年のASEAN10カ国のFDI受入額(ネット、フロー)は前年比5.5%増の2,242200万ドルだった。構成比で63%を占めるシンガポールは7.7%増の1,4118,700万ドルで、インドネシアが4.0%増の2196,800万ドル、ベトナムが14.3%増の179億ドル、マレーシアが40.8%増の1709,600万ドル、タイが32.1%減の994,000万ドルの順だった(添付資料表1参照)。

ASEANへの主な投資国・地域としては、最大だったのは米国(構成比:16.3%)で前年比3.1%増の3658,400万ドル、ASEAN12.3%)による域内投資が8.3%増の2768,600万ドルだった。日本(11.9%)は国別で2位となっており、27.7%増の2671,600万ドルと拡大した(添付資料表2参照)。

ASEANへのFDIを業種別にみると、最大の割合を占めたのは金融・保険業(構成比:28.1%)で前年比3.6%増の6306,900万ドルだった。続いて、製造業(27.5%)が12.8%増の6175,500万ドル、卸売・小売業(14.9%)が21.0%増の334億ドル、運輸・倉庫業(10.0%)が16.0%減の2231,800万ドルとなった。上位4業種で全体の約8割を占めている(添付資料表3参照)。

(北見創)

(ASEAN、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、日本)

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