日・ヨルダンビジネスフォーラム、アンマンで開催、ヨルダンの投資機会模索

(ヨルダン、日本)

カイロ発

2023年07月21日

ヨルダンの首都アンマンで712日、「日本・ヨルダンビジネスフォーラム」が開催された。ヨルダンからコルード・サッカーフ投資相、サーレハ・ハラブシェ・エネルギー・天然資源相、アフマド・ハナンデ・デジタル経済・起業相ら閣僚級が参加、日本からは中谷真一経済産業副大臣、奥山爾朗駐ヨルダン日本大使らが登壇した。

写真 フォーラムの様子(ジェトロ撮影)

フォーラムの様子(ジェトロ撮影)

同フォーラムの目的は、ヨルダンでの投資機会を議論し、日本とヨルダンの経済関係の深化を図ることだ。サッカーフ投資相は基調講演で、日本からヨルダンへの直接投資は20億ドルに達し、ヨルダンの雇用創出や技術の進歩に貢献していると述べた。また、東欧やトルコと湾岸諸国間の物流ハブとしての戦略的立地、優れた人材、投資誘致政策など、投資先としてのヨルダンの魅力を発信した。ジェトロ・カイロ事務所の福山豊和所長はジェトロの2022年度海外進出日系企業実態調査(中東編)で、日本企業が日本、ヨルダン両国の良好な関係に起因する対日感情の良さや安定した政治・社会情勢を評価していると述べた。

フォーラムでは、日本、ヨルダン双方の企業や政府機関によるパネルディスカッションも行われ、エネルギー、リチウムやコバルトを含むレアメタルなどの鉱物資源、節水技術、情報通信など、多岐にわたる分野のヨルダンのポテンシャルや、日本企業の取り組みが紹介された。

写真 パネルディスカッション(ジェトロ撮影)

パネルディスカッション(ジェトロ撮影)

(塩川裕子)

(ヨルダン、日本)

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