サウジアラビア、ジッダで日本アニメのイベントが人気

サウジアラビアのジッダで4月24日～6月7日、日本のカルチャーを体験するイベント「アニメビレッジ」が開催された。同イベントの開催は2022年に続き2回目。ジッダで開かれている「ジッダイベントカレンダー2023（Jeddah Events Calendar 2023）」のうち、イベント最大規模のゾーン「シティーウォーク」内で実施された。

ジッダイベントカレンダー2023は、リヤドに本部を置くナショナル・イベント・センター（注）が主催するもので、2021年と2022年には「ジッダシーズン」という名称で開催されていた。2022年の「ジッダシーズン」には延べ約600万人が訪れたという。

シティーウォークは屋外のテーマパークで、遊園地などのアトラクションのほか、アニメやファッションなど、複数のジャンルでエリアが存在する。サウジアラビアの大手イベント運営会社セラが運営管理するアニメビレッジには、日本のアニメコンテンツのブースに加えて、レストランやお化け屋敷、日本を象徴する雷門、だるま、招き猫、そして道路標識などを模した巨大なオブジェなどが設置された。アニメビレッジは、エイベックスが企画とデザイン、そしてアニメIP（知的財産）の取りまとめに関して協力を行っている。

（注）2020年3月10日の閣議決定によって創設され、サウジアラビアの経済開発評議会（CEDA）の下で、エンターテインメント、スポーツ、観光、文化といったカテゴリーを通じて、国家のイベント部門を最大限発展させることをミッションの1つとする法人。

（田中佳恵）