デング熱患者の増加、十分な感染予防が必要

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年06月09日

バングラデシュでは、例年と異なり、デング熱の発症が急増している。5月には1,036件の感染数が確認されており、前年同月比(163件)で6倍となっており、例年より発症開始時期(雨季に当たる6~11月)が早まったといえる。6月8日時点では、既に832件の感染が確認されており、1日当たりの感染スピードは5月を大幅に上回っている。

デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカと呼ばれる蚊によって媒介され、例年9月以降に流行のピークを迎える。感染対策としては、長袖、長ズボンなどで肌の露出を控え、虫除けスプレーを使用して、蚊に刺されないことが重要となる。

デング熱の感染増加を受け、在バングラデシュ日本大使館は注意喚起外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行っている。バングラデシュへの出張の際には服装に注意し、感染対策を徹底する必要がある。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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