アブダビ農業・食品安全局が中東最大の飼料マーケットを立ち上げ

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2023年06月06日

アブダビ首長国のアブダビ農業・食品安全局(ADAFSA)は、ADAFSAの議長でもあるマンスール・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)副大統領の指示に基づき、中東で取扱量最大となる家畜生産者向けの飼料マーケットを立ち上げた〔5月29日付国営エミレーツ通信(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

同記事によると、UAEの飼料の取引額は年間25億ディルハム(約900億円、1ディルハム=約36円)以上で、取扱量は約300万トン。今回の飼料マーケットは、既存の実地の飼料販売市場とオンラインプラットフォームを連携させたもので、UAE全体で約4万人存在する家畜生産者にサービスを提供し、500万頭以上の家畜の飼料に対応するものとされている。

この飼料マーケットは、家畜生産者が高品質な飼料を競争性が確保された価格で容易に入手できることを目的としている。また、家畜生産者はADAFSAから認定されたサプライヤーから調達することになり、透明性の確保を促進する。

マンスール副大統領は今回の取り組みについて、「国家食料安全保障の面で重要な役割を担う家畜生産者を支援するもので、飼料利用の効率と生産性、経済性を向上させ、畜産業の継続的な成長と持続可能性を確保することを目指している」とコメントした。

ADAFSAのバンリ・アル・アメリ局長は「この飼料マーケットにより、UAE内の全ての首長国の家畜所有者は、信頼できるサプライヤーから高品質の飼料を入手できるようになる。今回のマーケットは、年間の取扱量・額の面で中東において最大となる」としている。

(高橋建朗)

(アラブ首長国連邦)

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